男子日本代表:「2016 Atlas Challenge」 5-8位順位決定戦 アイダホ大学(アメリカ)に逆転負けを喫し、ベラルーシ代表との最終戦へ

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 「アカツキファイブ」平成28年度バスケットボール男子日本代表チームは、6月14日(火)より中国・蘇州で開催されている「2016 Atlas Challenge」に参加しています。

 予選ラウンドを1勝2敗で終えた男子日本代表チームは、中国代表、ベラルーシ代表と1勝2敗で勝敗が並び、3チーム間のゴールアベレージにより、Aグループ4位に。5-8位決定戦では、アメリカ代表として参加しているアイダホ大学(Bグループ3位)と対戦しました。アイダホ大学はNCAAディビジョンⅠの強豪チーム。この試合でもメンバー選考を試しながらの選手起用となりました。

 アイダホ大学戦では、これまでプレイタイムが短かった広瀬 健太選手、小野 龍猛選手をスタメンに起用。リバウンドに絡む姿勢が見え、7-0とスタートダッシュで試合を進めます。また、前半から選手交代を積極的に行い、ベンチもコートでも意志を統一して活気あふれる試合展開となります。特に、前半では辻 直人選手が4本の3Pシュートを決め、リバウンドでも優位に立ち(日本22本、アイダホ大学11本)、前半を35-32とリード。接戦ながら、日本が主導権を握って試合を進めていきます。

#27ファイ パプ月瑠選手は得点にリバウンドと、インサイドで奮闘
#27ファイ パプ月瑠選手は得点にリバウンドと、インサイドで奮闘

 後半、男子日本代表はシュートの確率が落ちてきたものの、ベンチスタートとなった橋本 竜馬選手が激しいディフェンスや積極的にゴールに向かう姿勢で試合の流れを作り、渡邊 雄太選手、ファイ パプ月瑠選手がリバウンドに奮闘し、セカンドショットを決めて第3ピリオド終了時点で51-44と7点のリードを奪います。

 しかし第4ピリオドに入ると、相手の思い切りのいいオフェンスに対してチームディフェンスが乱れてしまい、アウトサイドからのシュートを確実に決められます。その後、逆転を許した男子日本代表はチームの連携が図れず、リバウンドでも後手に回ってしまい、残り5分で5点、残り3分で8点差と徐々に点差を広げられます。最終的には10点差が開いてタイムアップ。第4ピリオドは13-30と相手に猛攻を許してしまい、64-74でアイダホ大学に敗戦を喫しました。この結果、男子日本代表は7位決定戦にまわることとなりました。

 次戦、大会最終日の6月19日(日) 15時(現地時間 14時)より、ベラルーシ代表と対戦します。

 
■平成28年度バスケットボール男子日本代表チーム
 2016 Atlas Challenge 5-8位順位決定戦 試合結果

◇2016年6月18日(土) 21:00~

男子日本代表(1勝3敗) ● 64-74 ○ アイダホ大学(アメリカ)
(19-16, 16-16 ,16-12 ,13-30)

【主な得点者】
#3  辻 直人 選手 15点
#12 渡邊 雄太 選手 11点
#27 ファイ パプ月瑠 8点

 
 試合後の長谷川ヘッドコーチ、選手のコメントをご紹介します。

■長谷川 健志 ヘッドコーチ
 今日の試合はこれまでプレイタイムの短い選手が出て、そのメンバーたちはよくやったと思います。延長で負けたベラルーシ戦よりも、アイダホ大学戦の方がやりたいことはやれた試合でした。
 ただ、第3ピリオドを終了して7点リード(51-44)した時に、そこからもっと走って速攻の展開を出したかったです。そこで10点差にすれば勝負は見えましたが、7点差からターンオーバーを出してしまいました。最後は一人一人のディフェンスの力が足りませんでした。相手は1対1で思い切ってやってくることはわかっていましたが、リバウンドを取られてしまい、相手に波がいってしまいました。
 今はメンバー選考の段階ですが、残り5分でどのメンバーで勝負して、どう点数を取るか、選手起用が大変難しいです。そうした中で、第4ピリオドにリバウンドとルーズボールで負けると、今日のような展開になってしまうことが反省点です。
 最終戦はベラルーシとの再戦。予選ラウンドでは勝たなければいけない試合に敗れたので、「絶対に勝つんだ」という強いモチベーションを持って戦いたいです。この3試合、勝利に結びつけられていませんが、選手たちの意欲はとても感じています。その中で、12名のメンバーを決める最後のテストマッチとして、私自身も選手起用を考えて臨みたいと思います。

ファイティングスピリッツを全面に出してチームを鼓舞する#11橋本 竜馬選手
ファイティングスピリッツを全面に出してチームを鼓舞する#11橋本 竜馬選手

■#11 橋本 竜馬 選手
 今日の試合前に「去年、自分たちがどうやって勝ってきたかというのを、今日の試合でもう一度思い出そう」ということをミーティングで話し合って試合に臨みました。
 自分としてはファイティングスピリッツを出すことと、前線でポイントガードがプレッシャーをかけること、リバウンドとルーズボールをやってきたので、そういう地道なことをコートに出そうと思ってやりました。そういう意味では、自分ではやるべきことを出せた試合でした。
 第4ピリオドは相手がタフにやってきて、そこでミスが起きてしまい、最後に点差がついてしまいました。でも途中まではやるべきことができて日本の流れになっていたので、ここまで出なかったことが課題として出せたことは、OQT(世界最終予選)に向けては良かったと思います。最後の重要なところをどう詰めていくか、どういうオフェンスを繰り広げて、どのようなディフェンスをするか。そこまで突き詰めて細かいところまでやらないと勝てないし、そういう意味では、今日は今までの試合よりは、課題という意味では明確になった試合でした。
 まだまだ世界の強豪と戦うには足りないところがありますが、日本がどこでカバーするかと言えば全員の組織力。今はここにいる16人が一つのボールを追いかけることが必要なので、チーム全員で地道な部分をやって最終戦を戦いたいと思います。

■#12 渡邊 雄太 選手
 チームが始まって日が浅いのもありますが、ニュージーランド戦やベラルーシ戦でもいいところまではいくけれど勝ち切れません。これは今回だけに限らず、ずっと日本の課題だと思います。
 そういう苦しいときこそ、僕が積極的に得点を取りにいかなければならないのですが、この大会が始まってから自分のいいところを1回も出せていませんし、チームのために貢献できていません。アメリカで強い大学と対戦してきた経験を出せていないので、もっと積極的にやらなければと感じています。
 今はまだ12人のメンバーも決まってないですし、チームを作っている段階なので、チーム状態は厳しいですが、みんな強い気持ちだけは持っています。明日の試合は最後になりますが、絶対に下を向かずに勝ち切りたいですし、自分ももっと積極的にいきます。

 
■2016 Atlas Challenge(※招聘大会)
日 程:2016(H28)年6月14日(火)~19日(日)
開催地:中国・蘇州
会 場:Suzhou Sports Center、Dushuhu Sports Center

出場チーム:
【グループA】日本、中国、ベラルーシ、ニュージーランド
【グループB】アメリカ、リトアニア、イラン、マケドニア

日本戦スケジュール(※現地時間):
6月14日(火) 19:00~ 予選 中国 vs 日本 (会場:Suzhou)
6月15日(水) 19:00~ 予選 日本 vs ニュージーランド (会場:Suzhou)
6月16日(木) 21:00~ 予選 ベラルーシ vs 日本 (会場:Suzhou)
6月17日(金) 休息日
6月18日(土) 21:00~ 5-8位順位決定戦 アメリカ vs (会場:Dushuhu)
6月19日(日) 14:00~ 7位決定戦 ベラルーシ vs 日本 (会場:Dushuhu)

 
【関連リンク】
FIBA男子オリンピック世界最終予選 大会特設サイト(日本語版)
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