男子ユニバーシアード日本代表 「2016 Asia・Pacific University Basketball Challenge」に向けて韓国へ出発

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 6月24日(金)~26日(日)の期間、青山学院大学体育館にて行われた強化合宿を終えた平成28年度バスケットボール男子ユニバーシアード日本代表チームは、6月29日(水)に開幕する「2016アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ」参戦に向けて、本日、韓国・ソウルへと出発しました。

 5月に行われた「第39回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会」は、残念ながら韓国学生選抜チームに3連敗。李相佰盃へ出発直前、男子日本代表候補にも選出されている馬場 雄大選手(筑波大学 3年)の怪我が発覚するアクシデントに見舞われました。しかし、「逆にそれが良かったです」と言う陸川 章ヘッドコーチに、李相佰盃の戦いを振り返っていただきました。

「馬場選手はこれまでいろんな経験を積んでおり、みんなが頼りにしている選手です。彼がいなくなった中で、経験少ない選手たちだけでどう戦うのか、また国際大会における戦い方を学べる良いチャンスでした。
 1戦目は嵐に巻き込まれたように、48-106で大敗。しかし、バスケットは結果が実力の全てというわけではありません。実力を出せなかったり、また相手に出させてもらわなかった経験をした上で、次にどう対応していくかが大切です。2戦目は戦うことにフォーカスしました。ファイティングスピリットを持って戦ってくれましたが、シュートが入らず51-79でこの日も負けました。しかし、約束していた戦うことはしっかりできていました。最後の3戦目は勝ちにいこうと話しました。本当に良いゲームでしたが、最後の最後でターンオーバーをしたり、リバウンドを取られ、67-79で勝つことはできませんでした。大事な時間帯にミスした悔しい思いや多くの課題を見つけて帰ってきました。
 選手自身も手応えと悔しさを実感しており、次こそ勝ってやるという気持ちを持って合宿に臨んでくれています」

チームを引っ張るキャプテン伊藤 達哉選手
チームを引っ張るキャプテン伊藤 達哉選手

 4月の時点で陸川ヘッドコーチは「李相佰盃は経験させ、勝負はアジア・パシフィック」と話しており、今大会に照準を合わせて強化を進めていました。1週間前に行われた強化合宿で、「李相佰盃の最後の試合をスタートラインにしよう。あの試合で戦う気持ちは見せてくれたが、何が通じて何がダメだったかを再認識し、ここから上積みしていこう」と仕切り直して合宿はスタート。勝つためには練習しかなく、トレーニングして強くならねばなりません。これまで同様に走るメニューが多く、選手たちを追い込んでいきます。

 このチームの本番となるのは来年8月に台湾で開催される「第29回ユニバーシアード競技大会」です。連戦を戦い抜き、勝利を挙げていくためにも、追い込んで疲弊した状況で関東学生選抜チームとのスクリメージを実施。初戦は敗れましたが、2日目は前半のリードを巻き返して逆転勝利。「学んだことをしっかりコートで表現しながら修正してトライする力が少しずつ出てきました」と陸川ヘッドコーチは評価しています。

 李相佰盃の第1戦と第2戦、そして関東学生選抜チームとの2戦目も出だしに点差を開かれる展開でした。伊藤 達哉キャプテン(東海大学 4年)は、「良い試合ができている時は、ディフェンスとリバウンドがうまく機能している時ですが、韓国との1戦目と2戦目、そして関東学生選抜チームとのゲームではその部分が疎かになってしまっていました。今大会ではしっかり出だしから、自分たちの良いリズムを出していかなければならず、そこがこのチームの課題です」と話しており、試合の立ち上がりや後半の出だしに細心の注意を払い、より集中して臨まねばなりません。

橋本 晃佑選手が加わり、厚みが増す男子ユニバーシアード日本代表
橋本 晃佑選手が加わり、厚みが増す男子ユニバーシアード日本代表

 「2016アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ」の初戦の相手は、昨年のユニバーシアードの銅メダリストであるロシア。常に上位に君臨する強豪ロシア戦に備え、あえてタフな環境を作りながら強化を行なってきました。伊藤キャプテンは、「来年のユニバーシアードを前にロシアと対戦できるので、高さの部分やどこまで外角シュートが通用するかなど、世界の強豪を相手にいろいろと試すことができます。経験するだけではなく、勝つ意識を持ち、しっかり1位を目指して頑張ってきます」と抱負を述べていました。

 唯一、今年秋に開幕する「Bリーグ」のプロ選手である橋本 晃佑選手(栃木ブレックス)が選出されています。「このような国際経験はなかなかできないですし、オフシーズンに成長できるこの機会に感謝しています。厳しい戦いになるとは思いますが、本当に良いチームですし、全員がひとつになって戦えば絶対に勝てると思っています。ポジティブに考えて、勝ちにいきます」と話しており、練習中からリーダーシップを発揮していました。

 ロシア、韓国Bチームとの予選リーグを戦い、3チーム中2位以上にならなければ準決勝へ進めません。李相佰盃で1勝も挙げられなかった韓国Aチームは逆ブロックにおり、勝ち上がらなければリベンジする機会も巡ってきません。陸川ヘッドコーチは、「予選リーグで2勝を目指し、もう一度、韓国と対戦できる機会を絶対につかみたいです」と意気込んでいます。2月から合宿を続けてきたこのチームの最初の集大成となる今大会で、一つの成果が得られるよう全力を尽くします。

 
■大会概要
大会名:2016 Asia・Pacific University Basketball Challenge
    (2016アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ)
日 程:2016(H28)年6月29日(水)~7月4日(月)
開催地:韓国・ソウル
会 場:Seoul Student’s Gymnasium

出場チーム:
【グループA】韓国A、アメリカ、チャイニーズ・タイペイ
【グループB】韓国B、ロシア、日本

日本戦スケジュール(※現地時間):
6月29日(水) 19:00~ 予選 ロシア vs 日本
6月30日(木) 19:00~ 予選 日本 vs 韓国B
7月1日(金) 日本戦なし
7月2日(土) 休息日
7月3日(日) 準決勝/5-6位決定戦
7月4日(月) 決勝/3位決定戦

出場メンバー(選手):
#7  成田 正弘 (拓殖大学 4年)
#8  佐藤 卓磨 (東海大学 3年)
#9  安藤 周人 (青山学院大学 4年)
#10 高橋 浩平 (青山学院大学 2年)
#14 伊藤 達哉 (東海大学 4年)
#17 杉浦 佑成 (筑波大学 3年)
#21 橋本 晃佑 (リンク栃木ブレックス)
#24 林 翔太郎 (東海大学九州 3年)
#25 平岩 玄 (東海大学 1年)
#28 今川 友哲 (明治大学 2年)
#32 野口 夏来 (専修大学 2年)
#46 生原 秀将 (筑波大学 4年)

【関連リンク】
平成28年度(2016年度) バスケットボール男子ユニバーシアード日本代表チーム 特設ページ
平成28年度男子ユニバーシアード日本代表チーム 「2016 Asia・Pacific University Basketball Challenge」 出場メンバー発表 (2016年6月14日発信)