男子日本代表:第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 最終日 アメリカに51-71で敗れ、最終戦を勝利で飾れず通算3勝5敗の7位で全日程終了

AK160731a

 「第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ」は9日目。第8戦目であり、5連戦目の相手はアメリカNCAA1部のカリフォルニア州立大学サクラメント校と対戦。

 試合前、「今までチャンスが少なかった選手を積極的に使いながら、全員で戦おう」と長谷川 健志ヘッドコーチは選手たちに伝え、最終戦に臨みました。国際試合の経験がない、または浅い選手たちを招集し、今大会を通じて経験値を積み上げて日本代表のレベルの底上げが大きな目的です。この試合は先発を務めた#33遠藤 祐亮選手と#43永吉 佑也選手を外し、これまでプレイタイムが少なかった選手を起用。チームディフェンスは徹底できていましたが、リバウンドを取られて失点し、オフェンスはシュートの精度を欠き、51-71で敗れ、残念ながら最終戦を勝利で終えることはできませんでした。

 選手たちの成長を促すためのジョーンズカップを戦い終え、ディフェンスについて長谷川ヘッドコーチは評価をしています。しかし、なかなか得点することができなかったオフェンスに関しては、「個人技術を上げなければいけない」と課題点を挙げていきます。
「日本は速い展開を目指してはいますが、それを遂行するためにも個人の技術が必要です。ポイントガードだけがドリブルでインサイドへ割っていけるだけではなく、フォワードの選手も同じようなプレイをできなければならないです。トランジションからペイントまで持ち込みショットまで行ける、またはファウルをもらえるプレイが出さるようにしたいです。また、パワフォワードやセンター陣もサイズがないわけですから、昨日のイランの214cmの#12ROUZBEH選手が3Pシュートを4本決めていたようにシュート力が必要です。もちろんフィジカルは大前提ですが、オープンショットの力も上げていかなければいけません」

積極的に攻めることができたと成長を実感している#7篠山 竜青選手
積極的に攻めることができたと成長を実感している#7篠山 竜青選手

 キャプテンとしてチームを引っ張った#7篠山 竜青選手ですが、個人としての成長した点や課題点についてこう述べています。
「このチームにはハッキリとしたスコアラーがいない中、みんなで得点を取りにいかなければいけませんでした。その中で、外角シュートやピック&ロールから8~10点をコンスタントに取れた試合もあったので、良い手応えを掴めたきっかけになりました。(FIBAオリンピック世界選手権前に行った)6月の中国遠征時は多くのスコアラーがおり、どうしてもパスだけになってしまい、リングを見ない悪いところが出てしまいました。今大会を通して、積極的に攻めることができ、ジョーンズカップを経験できて良かったです。課題点としては、ゲームコントロールのところで、ディフェンスを頑張って追いつくこともできましたが、疲れてくるとギャンブルになってしまって自分のミスで離されてしまいました。韓国戦がそうでしたが、その部分での粘りやファウルの使い方など、もっとクレバーにプレイできるようにしたいです。ファウルもレフェリーに吹かれてしまうのではなく、頭を使って自分から重ねていくファウルをもう少しできるようにしていきたいです。日本代表では40分間メインで起用されるわけではないので、ポイントポイントでしっかり仕事をできるように、代表モードに試合の出方を改善していかなければいけません」

 日本代表に初選出された5名を始め、初めての国際大会に出場する経験浅い選手たちが8試合を戦い抜き、様々な課題が明確になりました。確実に成長を実感している選手もいれば、悔しい思いで帰国する選手もいます。普段は各チームの主力であり、エースである選手たちが、ベンチスタートとなり、プレイタイムが限られる中で存在感を示さなければならないことが非常に難しいことです。今大会で、思うようなパフォーマンスを見せられなかった選手たちこそ、成長できるチャンスです。ジョーンズカップを通して、自分のレベルを知ることができたことを成果と捉え、今後の日本代表やBリーグでのさらなる活躍に期待がかかります。

#5満原 優樹選手は苦しい場面で得点を挙げチームを救った
#5満原 優樹選手は苦しい場面で得点を挙げチームを救った

 全8試合で先発出場を任された#5満原 優樹選手は、「この時期にこれだけ試合できた経験はとても大きいです。経験もコンディションを上げることができた良い大会でした」と締めました。さらに、「このチームをもっと精度を上げられる自信はあります」と手応えを感じるとともに、次なる戦いに備えていました。

 このメンバーから8名が参戦する「バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016」は、8月13日(土)の大阪大会から開幕します。いよいよ日本のファンの皆様の前で、FIBAオリンピック世界最終予選とジョーンズカップを通じて成長した姿をお見せします。ぜひ会場にお越しいただき、ご声援をよろしくお願いします。

 また、男子のジョーンズカップは閉幕しましたが、8月3日(水)より女子U-23日本代表チームが参戦する「第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップ」が開幕します。引き続き、熱き戦いにご期待ください。

 
■第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 最終結果

1位 フィリピン(8勝)
2位 韓国(6勝2敗)
3位 チャイニーズ・タイペイA(5勝3敗)
4位 イラン(5勝3敗)
5位 アメリカ(3勝5敗)
6位 エジプト(3勝5敗)
7位 日本(3勝5敗)
8位 チャイニーズ・タイペイB(2勝6敗)
9位 インド(1勝7敗)
※順位決定方法はチャイニーズ・タイペイバスケットボール協会の決定による

【関連リンク】
第38回男子ウィリアム・ジョーンズカップ 大会特設サイト
第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップ 大会特設サイト
バスケットボール男子日本代表国際親善試合2016 大会特設サイト