男子U-19日本代表:U-19ワールドカップの組み合わせも決まり、様々なシチュエーションを想定したチーム練習を実施した第5次強化合宿

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 平成28年度バスケットボール男子U-19日本代表チームは、2月24日(金)~27日(月)の期間、味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、第5次強化合宿を実施しました。本年7月1日(土)よりエジプト・カイロにて開幕する「FIBA U-19バスケットボールワールドカップ2017」の組み合わせも決定。東洋大学と神奈川大学に胸を借り、練習試合を行いながら実戦形式での強化を進めました。

 予選ラウンドでカナダ、スペイン、マリと同じグループとなった組み合わせについて、トーステン・ロイブル ヘッドコーチにその印象を伺いました。
「非常に厳しいグループです。スペイン(前回大会8位)は強豪国であり、カナダ(同5位)は歴代最高のチームと言われてます。アメリカとも良い試合(アメリカ大陸予選決勝:カナダ 84-99 アメリカ)をしており、U-19ワールドカップでも決勝に進出する可能性が高いチームの一つです。マリをはじめとしたアフリカの選手たちはすごく背が高く、運動能力が高いです。技術的には日本の方が上だと思っており、勝てるチャンスがあるチームだと思っています。しかし、世界との戦いで簡単な相手はどこもないですし、強豪国に打ち勝たなくては良い結果にも結びつきません。周りはみんな強いので、まずは自分たちのバスケットボールを確立して、しっかり準備することに集中しています」

シューターであり、チームの得点源として期待される西田 優大選手(福岡大学附属大濠高校 3年)
シューターであり、チームの得点源として期待される西田 優大選手(福岡大学附属大濠高校 3年)

 5回目を数えることで、「基本的なトランジションゲームからモーションオフェンスの精度は上がってきており、セットオフェンスも確立できつつあります」とロイブル ヘッドコーチは話すように、順調に強化は進んでいます。今合宿では、「早く得点を取らなければいけない場面や、時間を使うゲーム展開、残り時間が少なくなった時に2点や3点を確実に決めなければいけない場面など、勝負どころの様々なシチュエーションに対しての共通理解が高める練習を行いました」と、ゲームを想定したチーム練習に入っています。

 重冨 周希選手(福岡第一高校 3年)は大学生とのゲームを終え、「逃げてしまったり、消極的なプレイが目立ってしまいました。やっぱりガードが逃げてしまっていたら、周りに出すパスやシュートにも影響してしまうので、改善していかなければならないと思いました」と反省点が多かったようです。しかし、最終日にはしっかりと修正し、積極的にドライブを仕掛けてゲームを組み立てていました。

 シューターであり、このチームの得点源として期待される西田 優大選手(福岡大学附属大濠高校 3年)は、「合宿の機会が増えたことで、チームワークや細かなコミュニケーションは段々と良くなってきています」と、毎月合宿を行ってきた効果が得られています。一方で、「ずっと同じメンバーでの合宿が続いたことで慣れてしまい、『慢心が見られる』とチームミーティングでコーチたちに言われました」と反省点もありました。吉田 裕司チームリーダーは、「もう一度、ロイブルヘッドコーチが求めるバスケットボールを、みんなで遂行できるように気を引き締めていこう」とミーティングで伝え、世界の高い壁を乗り越えるための努力は続きます。

 次回は、来月の3月21日(火)~25日(土)に、第6次強化合宿を開催します。次回合宿では、プレップスクール(予備校)のブリュースターアカデミーで活躍するシェーファー アヴィ幸樹選手が帰国し、さらに、新しくアメリカで活躍する日本国籍を持った選手も参加する予定です。西田選手は、「194cmで1番(PG)~3番(SF)までできると聞いているので、そこは危機感を持って臨みたいです」と話しており、慢心が見られたチームに刺激を与えています。合宿中から激しく競争をさせることも強化であり、3~5月までの残る3回の合宿で選手選考が行われ、本番へ向けてチームを作っていきます。

練習試合での反省を踏まえ、積極的にゴールへ向かう重冨 周希選手(福岡第一高校 3年)
練習試合での反省を踏まえ、積極的にゴールへ向かう重冨 周希選手(福岡第一高校 3年)

※活動の様子はフォトギャラリーにてご覧ください。

【関連リンク】
平成28年度男子U-19日本代表チーム 第5次強化合宿開催のお知らせ(2017年2月17日発信)