意識を高く日々の練習を大事にし、世界に通用する集団へ 〈男子ユニバーシアード日本代表候補 馬場 雄大選手〉

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 筑波大学に進学以来、2年連続インカレ日本一へと導いた馬場 雄大選手。2年次の昨年には日本代表候補にも選出され、日本一レベルが高い合宿に招集される。NBAの下部リーグであるDリーグのテキサス・レジェンドでプレイした富樫 勇樹選手(現:NBL/千葉ジェッツ)や、NCAAディビジョンⅠのジョージ・ワシントン大学で活躍する渡邊 雄太選手ら年の近い先輩たちから多くの刺激を受けた。

「あの2人には特別なオーラがあるように感じています。日本代表選手たちはみんなすごいオーラを持っていますが、一人で海外に行って苦しんだりした分、富樫くんや雄太さんは落ち着いているように見えます。僕もそういう姿を見たら、早く海外に出ていろんな経験をしたいと思ってしまいます。一緒に練習できることがすごく刺激になっていますし、楽しいです。でも超えるべき存在としても見ているので、富樫くんのスキル、雄太さんのシュート力や高さは僕にも足りないところはありますので、絶対にこれから2人を越えていきたいです」

3年生になったばかりの馬場 雄大選手だが、エースの自覚を持ってチームを引っ張る
3年生になったばかりの馬場 雄大選手だが、エースの自覚を持ってチームを引っ張る

 昨年のユニバーシアード大会(2015/光州)に備え、後ろ髪を引かれながら日本代表合宿を離れ、世界大会に臨んだ。全8試合で先発を任された馬場選手は、平均13.7得点を挙げる活躍を見せた。しかし、通算3勝5敗で22チーム中21位に終わる。「第4ピリオドの戦い方など細かい部分で足りないところがまだまだあるということを痛感させられました」とまだまだ課題は多い。新たに陸川 章コーチが率いる男子ユニバーシアード日本代表チームが始動し、世界一を目標に掲げている。「今はまだ日本が世界で通用できるとは思っていません。でも、1日1日の過ごし方や1回1回の練習をしっかり意識を高く持って取り組んでいけば、少しずつ変わっていき、世界にも通用する選手が集まっていくと思います。世界で勝つことを目指して努力していきたいです」と馬場選手は言う。男子ユニバーシアード日本代表チームの強化合宿に参加した選手で、日本代表候補選手にも名を連ねる唯一の選手。3年生になる今年は責任感も増している。

「僕がだらしないプレイをしてしまうと周りにも影響してしまいます。そういう部分でリーダーシップという気持ちは忘れずに合宿に入りました」

 昨年は富樫選手や渡邊選手ら同世代に刺激を受けた馬場選手だが、3月7日~8日に行われた平成28年度男子日本代表チームの第1次強化合宿では、佐藤 賢次アシスタントコーチ(NBL/東芝ブレイブサンダース神奈川)や佐々 宜央アシスタントコーチ(NBL/リンク栃木ブレックス)からアドバイスをもらっている。
「技術の面で、相手を抜くためにはハンドリングであったり、もっと工夫してできることを積極的に練習した方が良いと言われました。スタッフ陣からのアドバイスはすごく勉強になりました。シュートの技術も教えてもらい、自主練で継続しています」

 3年生になったばかりの195cmのオールラウンダーは、すでに大学界ではトップに君臨する。活躍する一方で、昨年のユニバーシアード前には、「自分でも分からないですが、投げやりなプレイになってしまいます。集中力が切れてしまうのは、物足りない、楽しくない、と思いながらやってしまう部分があるからです」と吐露していた。予選突破の目標が叶わなかった後、17-21位決定戦でのチリ戦では、世界大会にも関わらず集中力を欠いてしまった。エースである馬場選手は6点しか挙げられず、その試合は62-65で敗れた。

 より強い相手に奮い立ち、力を発揮するのは日本代表として必要な要素である。
「ユニバーシアード日本代表はディフェンスのチームを作っており、一つのリバウンドや体のぶつけ方などはあらためて勉強になりました。そういう泥臭いプレイが日本代表には一番大切な部分であり、最後の勝敗を決めるのはそこだと感じています」
 20歳の馬場選手の伸びしろは計り知れず、世界と対峙することによって今後さらに覚醒されていく。

馬場 雄大

  • 1995年11月7日生
  • 195cm/88kg/フォワード
  • 富山県出身
  • 富山県立奥田中学校~富山第一高校~筑波大学 3年
  • 平成28年度男子日本代表候補選手
  • 平成28年度男子ユニバーシアード日本代表候補選手
  • 平成27年度男子ユニバーシアード日本代表選手(第28回ユニバーシアード競技大会 出場)
  • 平成24年度男子U-18日本代表選手(第22回FIBA ASIA U-18男子バスケットボール選手権大会 出場)
  • 平成23年度男子U-16日本代表選手(第2回FIBA ASIA U-16男子バスケットボール選手権大会 出場)