男子U16日本代表:1年7ヶ月に及ぶ強化合宿を終え、待ちに待ったFIBA U16 アジア選手権に挑む

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 「FIBA U16 アジア選手権大会2017(FIBA U17バスケットボールワールドカップ2018 アジア地区予選)」へ向けた男子U16日本代表チームは、30名を招集した2016年10月22日(土)から強化をスタートさせました。しかし大会開催日程がなかなか決まらず、目標を見出せないまま月日は流れていきます。ほぼ毎月のように強化合宿を行い、その間には2度のチェコ遠征を実施。今年1月に行われたクリスタル・ボヘミア・カップ(招聘大会)では優勝し、チームとしての完成度の高さを証明しました。

多くの練習ができたことを自信に持ってチームを引っ張る中村 拓人キャプテン(中部大学第一高校 2年)
多くの練習ができたことを自信に持ってチームを引っ張る中村 拓人キャプテン(中部大学第一高校 2年)
 2018年1月末、ようやくFIBAより大会日程が発表されたことで目標が定まります。その後も強化を続け、精度を高めてきた男子U16日本代表チームは、まもなく4月2日(月)より中国・広東省仏山市にて開幕するFIBA U16 アジア選手権に挑みます。

 「大会に臨めること自体がエキサイティングです」とトーステン・ロイブルヘッドコーチは言うように、1年7ヶ月に渡って強化してきたことを試す日がついにやってきました。キャプテンの中村 拓人選手(中部大学第一高校 2年)も、「いつ行われるのか分からずにずっと待っていた大会にやっと行けます。なかなか決まらなかったおかげで、チームとして多くの練習ができたことはプラスでしかなく、レベルアップできていると思っています。それがどうアジア選手権で通用するかが今から楽しみです」と熱意をみなぎらせています。

 大会時期が伸びたことで、笹山 陸選手(洛南高校 2年)はこのチームに戻ってくることができました。「洛南としても夏を境に士気が上がっていたときでした。また、この代表合宿が続き、メンバーを勝ち獲るためにもこの夏をがんばろうと思っていた矢先にケガをしてしまいました。あの当時は、メンタル的にきつかったです」。昨年7月末、インターハイ前に足首を骨折し、この強化合宿にも参加できずにいました。自分を信じ、仲間たちの支えもあって昨年11月末に行われた第8次強化合宿より復帰。その後のチェコ遠征を経て、信頼を勝ち取り、目標としていた男子U16日本代表に選出されました。

 「ケガをする前はシューターもおらず、(中村)拓人の控えガードもいない状況でした。そこから河村(勇輝)が入ったことでゲーム展開がさらに速くなり、富永(啓生)のおかげで得点力も伸びました。大人数から始まり、入れ替わりも激しかった中から選ばれたことは責任感を感じています。また、その競争の中から選ばれた12人であることを誇りに思って戦ってきます」

ケガから復帰し、大会に間に合うことができた笹山 陸選手(洛南高校 2年)
ケガから復帰し、大会に間に合うことができた笹山 陸選手(洛南高校 2年)

 日本の予選ラウンドは韓国、レバノン、インドと同じグループD。ロイブルヘッドコーチは、「非常にタフなグループに入りました」という印象を受けています。「予選グループにはレバノンと韓国がおり、仮に1位通過をしても、その後の決勝トーナメントではオーストラリアかフィリピンに当たる可能性が高いです」と厳しい試合が続きます。しかし、今の日本にとって楽な道などはなく、「U17ワールドカップの切符を手にするには、遅かれ早かれ強豪国を倒さなければなりません。強い気持ちで大会に臨みます」とロイブルヘッドコーチは選手たちに発破をかけていたとともに、そのための準備は十分してきました。

 FIBA U16 アジア選手権は日本時間4月2日(月)19:00よりレバノン戦から開幕します。今大会はYouTubeライブにて生中継される予定です。ベスト4以上に与えられるFIBA U17 ワールドカップへの出場権獲得を目指しますが、それは通過点でしかありません。もちろん目標は優勝を掲げており、長きに渡って強化してきたチーム力を発揮できれば、自ずと結果がついてくると期待しています。