公益財団法人日本バスケットボール協会

5月22日(日)より第3次強化合宿(ヨーロッパ遠征)を行っている、平成23年度バスケットボール女子日本代表チーム。今遠征ではスペイン、ギリシャ・コス島、ギリシャ・アテネへと巡り、合宿を続けている。3週間にわたるヨーロッパ遠征も終盤に近づき、滞在19日目、U-20ギリシャ代表と練習試合を行いました。

日本は若い相手に対抗し、#20間宮、#8高田、#11藤原、#16藤原、#21久手堅と、若手選手を中心にスタートを切る。

第1ピリオド序盤、日本は激しいディフェンスで相手を苦しめ、スティールから速攻で得点し好スタートを切る。一方のU-20ギリシャ代表は、ミスを連発して思うようにシュートまで行けず、苦しい展開となる。第2ピリオド立ち上がり、日本は#19川原、#15長岡の3Pシュートが立て続けに3本決まり、一気に流れを引き寄せる。対するU-20ギリシャ代表は、#5 NIKOLOPOULOUの果敢な攻めで食らいつくも続かず、日本のディフェンスに阻まれ、24秒ヴァイオレーションを連続して犯す。その後も日本はスティールからブレイクで加点し、優位に試合を進める。47-25と日本が大量リードで前半を終了する。

第3ピリオドに入っても、日本の勢いは止まらず、#8高田がオフェンスリバウンドを量産し、セカンドチャンスから相手のファウルを誘うプレイでチームに貢献する。さらには、#11藤原、#16大庭の3Pシュートが高確率で決まり、リードを広げ、67-39と28点差をつけ終了。最終ピリオド、日本#16長岡が3Pシュート2本決めるなど、隙あらばシュートを狙い活躍を見せる。また、#9諏訪のゴール下での合せのプレイで着実に得点を重ね、さらにリードを伸ばす。追いあげたいU-20ギリシャ代表は、#11DIELLAの外角シュートで反撃を見せるが、ミスが減らず、時間が過ぎていく。終始日本ペースで試合は進み、89-57で快勝した。

若手選手を中心に臨んだ今回の試合は、最年少17歳の#15長岡がオールラウンドなプレイで17得点と、チームの勝利に貢献。また、急成長を見せている#16大庭が4本の3Pシュートを含む19点をマークし、本日のスコアリーダーとなった。他にも、#11藤原と#9諏訪が10点、#19川原が12点と、5人が二桁得点を挙げる活躍を見せ、チーム全員で勝ち取った試合となった。

日本は本日(6月10日)に、再びU-20ギリシャ代表と今合宿最後となる練習試合を行い、長期に渡ったヨーロッパ遠征を終了する。その後、6月12日に帰国する予定。