男子U22(ユニバーシアード)日本代表:2018アジアパシフィックユニバーシティチャレンジへ向けた第1次強化合宿実施

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 平成30年度バスケットボール男子U22日本代表チームは、昨年の大学チャンピオンである大東文化大学をお借りし、8月5日より韓国にて開催される「2018 アジア・パシフィック大学バスケットボールチャレンジ」へ向けた第1次強化合宿(7月13日〜15日)を実施しました。

 今年2月から3月にかけて3回に渡って行われたスプリングキャンプを経て、強化がスタートした男子U22日本代表チーム。来夏、イタリア・ナポリで開催される「第30回夏季ユニバーシアード」へ向け、ポジションアップを図りながら強化を進めています。スプリングキャンプ後の韓国遠征、5月には恒例の「第41回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会」に出場。この2回の遠征について、比嘉 靖ヘッドコーチはこう振り返ります。

 「3月の韓国遠征はスプリングキャンプを通じてチームとして成熟していました。大型化を図り、それが日本代表にも直結するという強いメンタリティで臨んだことで良い結果を得られました。しかし、李相佰盃ではケガ人が続いてしまったことで大型ラインナップが組めず、試したいことが100%できませんでした」

走ることと飛ぶことを武器に次々とダンクに行く星野 曹樹選手
走ることと飛ぶことを武器に次々とダンクに行く星野 曹樹選手
 李相佰盃は1勝2敗。85-80で勝利した最終戦でしたが、ケガ人が重なり、8人での戦いを余儀なくされました。「勝ったことはうれしかったですが、スプリングキャンプからラマスヘッドコーチに指示されてきた大型化を出せずに終わったことが悔やまれます」と比嘉ヘッドコーチが取り組んできたことを試すことはできず、今年3度目の韓国遠征で再びチャレンジしていきます。

 李相佰盃を経て、牧 隼利選手 (筑波大学 3年)は「1戦目に思いっきり相手にフィジカルでやられてしまったことです。ただ、3試合もすれば慣れていったことで自分たちでもやれることや、やりたいことが通用することが分かりました」とフィジカルコンタクトの重要性をあらためて実感しています。牧選手は日本代表が金星を挙げたオーストラリア戦を会場で見ていました。同級生の八村塁選手(ゴンザガ大学)の活躍に大きな刺激を受けたとともに、「篠山(竜青)さんらポイントガード陣もすごかったですが、身長差のミスマッチでやられてしまっている部分もありました。そこで自分がポイントガードとして活躍できれば、チャンスが増えるのではないかと思います」とシミュレーションをしながら、このチームではポジションアップを目指しています。

 ラマスヘッドコーチから一貫性を持って強化を図る男子日本代表にとって、フィジカルコンタクトの強化は急務です。比嘉ヘッドコーチも、「年齢を重ねるごとに動く範囲が限られてしまいます。この世代のうちにフィジカル強くプレーすることを植え付けることが大事です」と課題克服へ向けて日本代表と同じスタイルを踏襲し、意識づけしています。

 李相佰盃のメンバー選考から漏れた星野 曹樹選手 (白鷗大学 3年)でしたが、ケガ人が相次いだことにより土壇場でロスター入りを果たしました。国際大会を経験したことで、「韓国との体格や技術のレベル差を実感し、戻ってきてからはウェイトトレーニングやドリブルのハンドリングなど出来る限りのことを鍛えてきました」と明確になった課題の克服に努めています。練習中はダンクを狙うなど積極的なプレーでアピールをし、「フィジカルとコミュニケーションとディフェンスをやらなければいけないことは分かっています。そこを徹底して、また韓国に行けるようにしたいです」と意欲的に取り組んでいました。

 今回は、李相佰盃の選考に漏れた選手やこの春の学生大会で頭角を現した1年生たちが新たに選考され、チャンスを与えられています。
「李相佰盃のメンバーを中心にしながら、そこに大倉(颯太 / 東海大学 1年)や岡田(侑大 / 拓殖大学 2年)、インサイドでは(八村)阿蓮(東海大学 1年)と森下(魁 / 筑波大学 3年)がどう絡んでいくかをコーチ陣が適材適所で見なければいけません。特に大倉や岡田は、熊谷(航 / 大東文化大学 4年)同様に得点を獲れるガードとして期待しています。阿蓮と森下は逆にスコアラーを生かすために、ポジショニングやスクリーンのタイミングなど、オフボールの時にどう動くかを教えながら、チームを作っています」(比嘉ヘッドコーチ)

 FIBAワールドカップ アジア地区1次予選での男子日本代表の快進撃を見た比嘉ヘッドコーチは、「ラマスヘッドコーチは選手の特徴を見極め、これまでにない適材適所な采配をしたことでオーストラリア戦にも勝てたと思います」と説き、男子ユニバーシアード日本代表チームも選手の素質を見極めながらその力を発揮できるような戦術や戦略を練っています。

 現在15名の候補選手のうち玉木 祥護選手 (筑波大学 4年)、平岩 玄選手 (東海大学 3年)、井上 宗一郎選手 (筑波大学 1年)は男子日本代表として、「第40回ウィリアム・ジョーンズカップ」に出場しています。次回、7月20日(金)〜22日(日)に行われる第2次強化合宿を経て、「2018アジアパシフィックユニバーシティチャレンジ」に出場できる12名を選出していきます。

得点力あるガードとして持ち味を発揮する牧 隼利選手
得点力あるガードとして持ち味を発揮する牧 隼利選手

【関連リンク】
・平成30年度男子U22日本代表チーム 2018アジアパシフィックユニバーシティチャレンジ 日本代表候補選手発表(2018年7月13日)