女子ユニバーシアード日本代表:世界No.1チームから学ぶアメリカ遠征がスタート

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 平成28年度バスケットボール女子ユニバーシアード日本代表チームは、7月1日(金)より第1次強化合宿を開催。2日間、東京医療保健大学で国内合宿を行い、本日7月2日(土)にアメリカ遠征へと出発しました。

 昨年、韓国・光州で開催された「第28回ユニバーシアード競技大会」で、20年ぶりに決勝トーナメント進出を果たした女子ユニバーシアード日本代表チーム。準々決勝では、前回大会銅メダリストのオーストラリアを83-71で破り、メダルを懸けた準決勝の相手は連覇を狙うアメリカ。女王を相手に2度目の延長戦までもつれ、最後まで苦しめましたがあと一歩及ばず、98-102で惜敗。3位決定戦はロシアに60-71で敗れ、メダルには届きませんでしたが、世界4位となる立派な成績を収めました。

 あれから1年が経ち、2017年8月、台湾・台北にて開催される「第29回ユニバーシアード競技大会 バスケットボール競技」に向けて早くも始動。昨年はアシスタントコーチとして萩原 美樹子ヘッドコーチを支え、今年はリオデジャネイロオリンピックに出場する女子日本代表のテクニカルスタッフを務める恩塚 亨氏がヘッドコーチとして指揮を執ります。「日本人の強みをしっかり理解し、その力を個人としてもチームとしても出し切れるチーム」をコンセプトにチーム作りが始まりました。

ドリブルドライブを一つの武器とし、打開する力をつけて次こそメダルを狙う
ドリブルドライブを一つの武器とし、打開する力をつけて次こそメダルを狙う

 恩塚ヘッドコーチが考える日本人の強みとして、「スピード」「ドリブルドライブ」「強調性」「バスケIQの高さ」を挙げます。
 「スピードを生かしてトランジションでアドバンテージを作るか、またはドライブで切って打開していくか。少しでも相手のディフェンスのズレができたときに、ドリブルドライブを突破口にしてボールを動かしていくスタイルを目指します。また、動きに対してお互いを感じて、ボールムーブメントが連続して起きるためにも強調性が大事です。相手ディフェンスにつかまることなくボールを常に動かし、そこからオープンの3Pシュートにつなげていきたいと考えています」

 ディフェンスに関しては、昨年の3位決定戦でメダルに届かなかったロシア戦の課題を克服するため、しっかりボール側に寄って守る「Jump to the ball」を徹底。
 「そのポジションが悪かったことでマークが遅れ、そのせいでもう一つパスを回され、追いつけずに3Pシュートを決められてしまう状況になってしまいました。“Jump to the ball”で常に良いポジションを取りながらプレイできるようにしたいです」

 恩塚ヘッドコーチが掲げるチームコンセプトを試すアメリカ遠征では、女子U-18アメリカ代表と3試合を行います。「LEARN FROM THE BEST。世界No.1チームから学ぶことは多くあります。スキルや戦術もありますが、一番学ぶべきことはエネルギー。どういうバスケットをし、どう戦うべきなのか。これはいくら僕らが言っても選手たちには分からない部分です。それを世界一のアメリカから肌で学び、次のステップにつなげていけるよう一戦一戦成長していきたいです」と今回の遠征の目的を挙げてくれました。

 今年、ヨーロッパ遠征まで日本代表候補として最高峰のレベルで力をつけてきた藤岡 麻菜美選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)を始め、前回大会経験者は谷村 里佳選手(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック)と林 咲希選手(白鷗大学 4年)。さらに、ヒル 理奈選手(ルイジアナ州立大学 3年)が現地で合流します。

 恩塚ヘッドコーチは、「すでにアメリカで活躍するヒル選手は、すでに本物を知っています。プレイの仕方やバスケットとの向き合い方は学ぶことは多く、リーダーシップを発揮してくれることに期待しています」と話しており、大きな戦力が加わります。チームのコンセプトを理解する初めての機会となるこの遠征では、成果とともにしっかりと課題を見つけて、来年の本番へつなげられるように強化を進めていきます。

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