女子U-23日本代表:第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップ 4日目 韓国(新韓銀行/WKBL)に56-57で逆転負け

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 「第38回女子ウィリアム・ジョーンズカップ」は4日目。3連勝し、早くも優勝に王手をかけた女子U-23日本代表チームは、韓国リーグ(WKBL)の新韓銀行と対戦。
 第1ピリオドのリバウンド数は日本11本に対し、韓国を4本に抑えてリズムをつかみ、18-12とリードを奪います。日本はディフェンスから速攻を出して得点を重ね、32-22と10点差をつけ前半終了。第3ピリオドも勢い劣らず、54-33と21点差まで開きます。しかし第4ピリオド、ベンチメンバーに託して逃げ切りを目論むも、その隙を突かれて韓国は一気に点差を縮めていきます。序盤とは打って変わって、日本のリバウンドは4本。逆に韓国に15本を奪われ、最後の10分間だけで2点しか取れなかった日本は、残り53秒で逆転を許します。その後、3回のシュートチャンスがあった日本でしたが、いずれもゴールを奪えず56-57で敗れ、優勝を目の前にしながら痛い黒星を喫しました。

 開口一番、「今日の敗戦は私の責任です」と話す萩原 美樹子ヘッドコーチ。優勝を目標として大会に臨む一方で、4年後の東京オリンピックを見据えて経験を積ませることも大事な役割であり、今試合は難しい采配となりました。21点差がつき、経験ある韓国を相手に前半振るわなかったベンチメンバーに挽回のチャンスを与えます。「前半からメンバーを交代させるとあまり良くない流れになっていたので、後半にその雰囲気を変えたいと思っていたのと、(第3ピリオド終了時点で)21点開いたので経験をさせたいと思い、少しずつ選手を代えていきました。しかし核となるところが現れず、完全に流れが悪くなってから先発メンバーに戻してしまい、先発選手たちにもかわいそうなことをしてしまいました」と話し、悔しい表情を見せる萩原ヘッドコーチ。

5リバウンドを取った#6近平 奈緒子選手だったが、苦しい場面でシュートが決まらず
5リバウンドを取った#6近平 奈緒子選手だったが、苦しい場面でシュートが決まらず

 第4ピリオド残り6分24秒、56-42。点差は14点。真剣勝負で勝つことこそが経験につながる、と萩原ヘッドコーチは大会前から話していました。このピンチを乗り越えることで成長し、自信をつけさせるためにもベンチメンバーを再びコートに送り出す決断をします。「あの場面で変えることもできましたが、彼女たちに踏ん張ってほしかったです。まだリードはありましたので、もう一踏ん張りできればと思って送り出したのですが、そこも私が見誤ってしまいました」。二兎を追う者は一兎をも得ずということわざ通り、経験と勝利を両方狙ったことで、残念ながら今日は勝ち試合を落としてしまいました。

 韓国に猛追される時間帯にコートに立っていた#6近平 奈緒子選手。「スタートの5人が点差を離してくれたのに、代わって入った5人で点差を詰められてしまった試合でした。せっかく点差を離してくれたことでプレイタイムをもらえたのに、そこで得点を決められ、リバウンドでやられてしまったのは責任を感じています」と反省しきり。2度のシュートチャンスを決めることができませんでした。しかし、今大会を通じてディフェンスに関してはチームに貢献しています。#6近平選手自身も、「ディフェンスでは絶対にやられないように意識しており、相手に1on1でやられないように守り、リバウンドにいくことは徹底できています」と話すように5リバウンドを挙げ、手応えを感じていました。

 最後の場面で再び先発メンバーがコートに戻りましたが、「とりあえずリバウンドを取るしかないと思っていましたが、流れは完全に相手にいってしまい、それもできませんでした」と悔しがっていたのはキャプテンの#4大沼 美琴選手です。マークしていた#13KIM選手は13点を挙げましたが、そのうち11点は第4ピリオドでした。「キム選手のマークマンだったので、自分の責任でもあります」と反省点を挙げましたが、8リバウンドを取ってチームを勢いづけてくれたのも大沼選手でした。キャプテンとして、「明日がラストだから気持ちを切り替えて頑張ろう」と仲間たちに声をかけ、気持ちを切り替えて最終戦に向かいます。

 今大会における目標は変わることなく“優勝”です。最終戦の相手であるタイ代表とは、昨年の国際親善試合で2試合行い114-45、128-30といずれも100点ゲームで圧勝しています。優勝するには大差をつけて勝つことが絶対条件となります。この悔しい敗戦から学ぶことは多くあり、もう一度チームを立て直して最終戦に臨みます。

ディフェンスとリバウンドでチームを勢いづけた#4大沼 美琴選手
ディフェンスとリバウンドでチームを勢いづけた#4大沼 美琴選手

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