女子U19日本代表:「トランジション、ボックスアウト、ボールプレッシャー」の課題が明確となった第3次強化合宿

世界戦を前に「トランジション、ボックスアウト、ボールプレッシャー」を徹底させる萩原 美樹子ヘッドコーチ

 平成29年度バスケットボール女子U19日本代表チームは、7月3日(月)~4日(火)の2日間、第3次強化合宿を実施。女子ユニバーシアード日本代表とのスクリメージならびに、7月22日(土)よりイタリアにおいて開催される「FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2017」へ向けた準備を行いました。

 本番まであと3週間を切った女子U19日本代表チームにとって、強化できる時間は限られています。今回もメディカルチェックがあり、強化期間は実質1日しかありませんでしたが、その短時間でやるべきことを詰め込んでいきます。しかし、女子ユニバーシアード日本代表チームとのスクリメージでは、序盤に空回りしてしまいました。事前の練習で教わったフォーメーションを遂行しようとする選手たちでしたが、スムーズに事が運ばず、24秒バイオレーションを取られる場面が続きます。

時間がないからこそ、コミュニケーションの重要性を挙げた佐古 瑠美選手(デンソー アイリス)
時間がないからこそ、コミュニケーションの重要性を挙げた佐古 瑠美選手(デンソー アイリス)

 「基本的にこれまでやってきたことの修正点を絞って練習していたのですが、それでも短時間の中では選手たちにとっては情報量が多かったのかもしれません」と萩原 美樹子ヘッドコーチは話します。それでも試合中は、「ユニバの選手のサイズに対してリバウンドを取れなければ、さらに大きな世界を相手にどこで勝つんだ」と檄を飛ばし、最低限やらなければならないプレイの意識づけを行なっています。

 即席チームで合わせていかなければいけない難しさもありますが、佐古 瑠美選手(デンソー アイリス)はこれまでの国際経験を生かして、「どんなプレイに対してもみんなで声を出してやることは、チーム全員が意識しなければいけないことです。世界の選手たちは、自分たちが想像している以上に大きいので、ボックスアウトやルーズボールを一人一人が頑張っていくことで、少しでも上を目指していけると思います」と話し、コートを離れた時間でもコミュニケーションを取って息を合わせられるようにしなければなりません。

 前回、愛知遠征でWJBLチームとの実戦形式の強化を行なった時も、「1戦目のトヨタ戦は集合したばかりであまり良くなかった」と萩原ヘッドコーチは話しており、今回と同じような内容でした。しかし試合が進むにつれて、「集中力は非常に高くなり、ゲーム勘や理解度は深まっていきました」とポテンシャルの高い選手たちです。今回のスクリメージでも、しっかりとゲームの中で修正することもできていました。

 次回は早くも大会直前合宿となります。萩原ヘッドコーチは、「オフェンスに関してはこちらが情報を詰め込みすぎたために、余裕がなくなってしまったのは致し方ないです」と話すとともに、「しかし世界との戦いに対し、トランジション、リバウンドでのボックスアウト、そしてボールプレッシャーを徹底しなければゲームが成り立ちません」と、この3つを次回までの課題として選手たちに伝えました。

 佐古選手は、「それぞれ所属チームに戻ってからも、日本代表での自分の役割を考えながら練習をすれば、それを自然と出せるようになると思うので、しっかり意識して頑張りたいです」と話し、世界仕様に仕上げて次回合宿に臨んでくれることに期待しています。

世界戦を前に「トランジション、ボックスアウト、ボールプレッシャー」を徹底させる萩原 美樹子ヘッドコーチ
世界戦を前に「トランジション、ボックスアウト、ボールプレッシャー」を徹底させる萩原 美樹子ヘッドコーチ

【関連リンク】
・FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2017 大会公式サイト
・平成29年度女子U19日本代表チーム FIBA U19女子バスケットボールワールドカップ2017 日本代表選手の変更について(2017年6月28日発信)