女子日本代表:選手選考を兼ねたサバイバルレースとなるヨーロッパ遠征へ本日出発

160522a

 第3次強化合宿中の平成28年度バスケットボール女子日本代表チームは、味の素ナショナルトレーニングセンターにて、ディフェンスの強化やオフェンスの精度を高めてきました。その成果を試すヨーロッパ遠征へ向け、本日5月22日(日)にフランスへ出発しました。
 まずはフランス(FIBAランキング4位)とセルビア(同14位/ヨーロッパチャンピオン)との2試合を戦い、その後ベラルーシへ移動。ベラルーシ(同10位)、トルコ(同10位)、ニュージーランド(同22位)とそれぞれ対戦し、計5試合。ニュージーランドを除き、FIBAランキング16位の日本代表よりも上位チームとの対戦となります。

 「76得点以上、65失点以内」と内海 知秀ヘッドコーチが挙げる数字は、試合結果に伴うチーム目標です。
 先日行われた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP」で、オーストラリア代表(FIBAランキング2位)との対戦時は、まだディフェンス練習を行なっていなかったこともあり、失点は全て80点以上でした。得点も3Pシュートが決まらず、目標値には至っていません。ヨーロッパ遠征では「3Pシュートを最低限7本決めること。それをクリアしてもらいながら、ディフェンスでも相手のインサイドをしっかり抑えて失点を減らしたい」と内海ヘッドコーチは話しており、チーム目標得点・失点に近づく試合を目指します。

ディフェンスの強化を進める第3次強化合宿
ディフェンスの強化を進める第3次強化合宿

 合宿当初から選手たちにも伝えてきたように、このヨーロッパ遠征を経て、リオデジャネイロオリンピックに出場する12名の内定者が決まります。吉田 亜沙美キャプテンは、「隣にいる選手たちが今はライバルであり、蹴落としてでもオリンピックに出たいという気持ちを出せば、自ずと選ばれると思っています」と発破をかけていました。

 オーストラリア代表戦での出場機会が少なかった選手たちにとっては、このヨーロッパ遠征がラストチャンス。内海ヘッドコーチは、「5試合あるのでいろんな選手たちにプレイタイムを与えていきながら、それぞれの持ち味を発揮してもらいたい」と期待を寄せています。
 オーストラリア代表戦では3試合出場しましたが、フリースローの2点だけに終わった三谷 藍選手は、「オーストラリア戦で見えた課題をクリアしたいです。それはオフェンスだけではなく、ディフェンスでもやられていたのでもっと粘っていかねばなりません」と話していました。また、第2戦しか出場機会がなかった宮澤 夕貴選手は、「ディフェンスをしっかりやらなければ始まりません。チームディフェンスの決まりごともありますし、世界で勝つためにも日本はディフェンスが大事になるので、そこでアピールしていきたいです」と話しており、2人ともディフェンスを心がけています。高さある強豪チームから失点を減らすディフェンスが日本の武器となり、そこから走って速攻や3Pシュートを決めて勢いづかせることで、目標に掲げる「メダルへの挑戦」も現実味を帯びてくることでしょう。

ディフェンスでアピールし最終メンバー入りを目指す宮澤 夕貴選手
ディフェンスでアピールし最終メンバー入りを目指す宮澤 夕貴選手

 選手選考を兼ねたサバイバルレースではありますが、「試合を重ねていきながら一人ひとりのレベルアップが大事であり、それによってチームのレベルアップにつながります。どの国と対戦しても、自分たちのバスケットを出せるようにしっかり戦ってきます」と吉田キャプテンは話しています。臆することなくチャレンジし、悔いが残らないよう全力を尽くして戦った先にそれぞれの大きな成長につながります。ヨーロッパ遠征は16日間続き、6月6日(月)に帰国します。

 帰国10日後、再びヨーロッパ遠征へと旅立ち、チェコ(FIBAランキング5位)との強化試合が待っているハードスケジュール。
 チェコ遠征からの帰国後まもなく、オリンピックに出場する女子セネガル代表を迎えて、7月5日(火)より壮行を兼ねた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016 三井不動産 BE THE CHANGE CUP(7月大会)」が3試合行われます。現在、チケットは好評発売中。ぜひ会場へ多くの方々にお越しいただき、アカツキファイブへのご声援をよろしくお願いいたします。